ドーピングの由来

ドーピングとは酒を飲むこと?

オリンピックを始め、アメリカのメジャーリーグでも問題となったドーピングですが、由来は何のなでしょうか。

南アフリカの原住民「カフィール族」が部族間の闘争や祭礼の時にトランス状態になるために用いていた、強い酒があります。その酒の名前が「ドップ」であり、これを使うことから「ドーピング」と名付けられたそうです。

この呼び方が用いられたのは以外と古く、1889年に競走馬に薬物(アヘン類)を使用したときが最初とされています。人に対する使用が目立ち始めたのもこの少し前からで、自転車レースで各種の麻薬類が使用されていたそうです。また、戦争時には兵士の睡眠不足対策として強行的に薬剤が用いられていたこともあるそうです。

問題視され始めたのは1900年代半ばからで、それまでにオリンピックなどでの薬物による死亡例が確認されたことを受けて、薬物使用による競技能力向上を図ることは禁止しようという事になったそうです。初めて検査が行われたのは1968年のオリンピックとされています。

スポーツとは楽しむ物です。勝敗は楽しみのあとに付加的についてくる物であるべきです。勝敗にこだわるあまり、本来の目的を見失ってしまうことのない様、する側も見る側も、みなで力を合わせることが必要です。

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