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今週の言葉

08年小寒

詮ずるところ学問は、ただ年月長く倦ずおこたらずして、はげみつとむるぞ肝要にて、学びやうは、いかやうにてもよかるべく、さのみかかはるまじきことなり。  (本居宣長)

学問に王道なし、と言うことですね。方法論ではなく、どれだけ努め励むことが出来るか。「天才とは1%の才能と99%の努力」というエジソンの言葉とかぶりますね。


今週までの言葉

身体にまつわる言葉落ち込んだときに人生の指針

腹を割る
脳のない動物はいても、腸のない動物はいない。本来動物というのは腹が主体であるとも考えられます。ですから、この主体である「腹」を割ってみせることで、相手に対して隠し事のないことを示したのでしょうか。「腹切り」も最期に自分の腹の中を見せて嘘偽りのないことを示したとか。
肝胆相照らす  (韓愈)
中国唐の時代の文学者、韓愈の著書「柳子厚墓誌銘(りゅうしこうぼしめい)」にある言葉。肝臓も胆嚢も共に重要な内蔵で、物事の核心の意味を表します。それを共に照らし合わせると言うことから、何事も包み隠さず心の底から相手を信用する間柄、と言う意味。
手をこまねく
元来は「腕をこまぬく」がなまって「腕をこまねく」となり、それが転じて「手をこまねく」となったものです。「こまぬく」とは腕組みのことで、腕を組んだまま、何もしない状態のことで、「傍観する」という意味。
眉唾(まゆつば)
本来は、キツネや狸が人をばかすときにはその人の眉毛の数を数えて化けるという俗説があり、そのことから、眉毛の数を数えられないように「眉につばを付ける」という言葉が派生したそうです。この意味は「用心する」という意味ですが、そこから信用出来ない物事の例えとして「眉唾」と言う言葉が出来たそうです。
コツ(骨)をつかむ
「コツをつかむ」の「コツ」って「骨」のことだと知っていました?
物事の中心、核となる部分をつかむ、という意味です。
骨抜きにする
非常にまれですが、Gorham病という骨がなくなる病気があります。逆に進行性骨化性筋炎といって、全身の筋肉が骨に変わっていく病気もあります。どちらも原因不明の難病です。まだまだ分からないことばかりです。
肉を切らせて骨を断つ
何ごとも枝葉よりも中心部分が大切です。
骨折り損のくたびれもうけ
骨を折ると大変、痛いようです。

忍耐は苦し されどその果実は甘し (野口英世)
野口英世氏の生家にフランス語で「La patience est amere, mais son fruit est doux」とある言葉だそうです。仏教の生活目標の一つに「忍辱(にんにく)」と言うのがあるそうです。その字のごとく「辱めにも堪え忍ぶ」と言うことです。仏教ではこの世は修行の世界である、と言う考えがあります。人から辱めを受けたとき、それは仏様(観音様)がテストをしているのだそうです。本当に辱めに対して耐えられるかどうかを。こういったことに腹を立てずに、その苦しみを乗り越えた時に大きな何かを得ることが出来るのだそうです。それを野口英世氏は「甘い果実」と表現したのでしょうか。「楽は苦の種、苦は楽の種」とも言います。
身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあり
溺れたときに、暴れていたずらに体力を消耗してしまうよりも、慌てず、流れに身を任せていればいずれ浅瀬につくこともある。悪いことが続くときもあるが、そのようなときにはじっと時が来るのを待ち、耐えておくことも大切なことである、と言う意味。弘法大師も「心暗きとき、逢うところ悉く禍なり」とも仰っています。慌てず、しかし、前を見据えてじっと時が来るのを待つことも大切なことです。
善人なおもて往生す、いわんや悪人をや (「歎異抄」 親鸞)
善人はそのままでもいいのに、仏様はお助けしてくださる。それなのに悪人となってはなぜ仏様がお助けしない理由があるであろうか。助けを求めている人だからこそ、仏様はお手をさしのべてくださるというのです。
禿(かむろ)なる樹、定んで禿なるにあらず   (「秘蔵宝やく」 空海)
葉が落ちて枯れたように見える木はいつまでも枯れているわけではない。時がくれば花を咲かせ、新芽が息吹くのです。人も同じだそうです。
過ちて改めざる これを過ちという  (論語)
失敗は誰にでもあります。問題はその後をどう過ごすか、その経験をどう生かすか、だそうです。成功で得られるものよりも失敗から得られることの方がたくさんあるそうです。
仏心遙かにあらず、心中にしてすなわち近し  (「般若心経秘鍵」 空海)
「人にはみな仏さまのような心が生来そなわっている。だから悟りの心というものは遠くに求めるものではない、近くにありすぎて見えないだけ」なのだそうです。仏心に限らず、大切なものというのは、得てしてこういうものかも知れません。
人間万事、塞翁が馬 (中国故事)
幸せは不幸のもと、不幸は幸せのもと。幸せがあるから、不幸があり、不幸があるから幸せがある。別れがあるから、出会いがある。健康があるから、病気がある。生があるから、死がある。すべて紙一重です。どんな状態にあっても、今を大切に思う心を忘れないでおきたいものです。同様の言葉として、「禍福はあざなえる縄のごとし」

今という今なるときはなかりけり 「ま」の時来れば 「い」の時は去る
時間の流れは絶え間ないものです。今現在ですら、時間は流れています。口で「いま」というだけでも「ま」を言った時にはすでに「い」を言った時は過ぎ去っています。だから、「いま」と言う時間はないのです。
敬天愛人  (西郷隆盛)
読み下しは「天を敬い、人を愛す」。自己愛が中心的な現代において、見直すべき言葉だと思うのです。西郷隆盛はこのようにも言っているそうです。「己を尽くして人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし」なんという心がけでしょうか。物事がうまくいかないのは他人のせいではない、その原因は自分にあるのだ、と言うのです。皆が西郷さんのようになるのは難しいでしょうけど、少しずつ、こういう心がけを持てば、訴訟社会なんてなくなるのではないのでしょうか?
一将功成りて万骨枯る(一将功成万骨枯)  (曹松)
唐の詩人、曹松(そうしゅう)が詠んだ、「己亥の歳」と言う漢詩の一節です。一人の将校の手柄は、たくさんの兵士の犠牲の上に成り立っているのである、と言う意味。かのアインシュタインも日本に講演に来たときに「科学者が輝かしい功績を得るのは偶然の産物であり、それまでにたくさんの人たちの研究があり、たくさんの人たちの支えがあるからこそ成り立つのである」と言ったそうです。
腹立てず 心は丸く 気は長く 己小さく 人は大きく (一休)
仏のような生き方は?と言う問いに対して、一休さんが右のような掛け軸を書かれたそうです。上手いですね。腹を立てずに、心はいつも和やかに丸く持ち、短気になることなく他人に接するべきである。また、自己を主張するのではなく、他人を立てて生きていこう。
一休さんの他の歌で「門松は 冥土の旅の 一里塚 うれしくもあり かなしくもあり」と言うのもあるそうです。
「戦いに勝つものは喪礼を持ってこれに処(お)る」 (老子)
「戦争に勝ったものは自軍と敵軍に多数の死傷者を出した事を心に刻み、決しておごることなく、喪に服する気持ちで敗戦軍に対応すべきである」と言う意味。太平洋戦争の戦勝国であるアメリカに対し、安岡正篤が選出し、佐藤栄作がアメリカ大統領に伝えた言葉。これを聞いたニクソン大統領は人間としての姿勢,国家のあり方を説いた東洋哲学に感動し、沖縄返還がスムーズに運んだと言います。
学問は心の汚れを清め、身の行いをよくするを本質となす (中江藤樹)
そう言えば、自分のしてきたことも含め、最近の勉強(特に受験勉強)というものは勉強のための勉強のような気がします。
言う事なかれ 人の短 説く事なかれ 己の長 (崔子玉)
他人の短所の悪口を言ったり、自分の事を自慢したりしても、何一ついい事はない。むしろ他人から信用されなくなったり、疎まれたりする原因となる。松尾芭蕉はこの言葉のあとに「物言えば 唇寒し 秋の風」と詠んでいます。
丸い卵も 切りよで四角  (都々逸)
ものも言いようで角が立つ。
一燈照隅 万燈照国  (最澄)
一人一人が一隅を照らす、そうすると皆の光で国全体を照らし出す事が出来るようになる。何事も一人一人の行動・心がけが大切である。
大切なものは目には見えない (「星の王子さま」でキツネが王子さまに言う秘密の言葉)
その通りかも知れません。あまりに我々は物質化した世界に気を取られすぎているのかも知れません。物質化が進むと便利になり、感性が鈍ります。もっと自然に目を向けて、感性を磨きたいものです。大切な人、大切なもの、気付いてますか?
為せば成る 成さねばならぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり  (上杉鷹山)
分かってるんですけどね。何事も精進努力です。
情けは人の為ならず
決して「人のためにならないから情けをかけてはいけない」という意味ではありません。「人に情けをかけておいたらいずれ自分にも情けをかけてもらえるようになる」という意味でもないそうです。人に情けをかける(人の痛みを理解し、ともに悲しみ、ともに苦しむ)と言うことは、人のためになるのみならず、自分の心を磨く事になる、と言う意味だそうです。
ならぬ堪忍 するが堪忍  (養草)
原型は「堪忍のなる堪忍が堪忍か ならぬ堪忍するが堪忍」。どうしようもないほどの感情をどうにかするのが、本当の忍耐というもの・・・。これが、なかなか・・・(〜〜;)。




参考になった書籍です。もしよろしければ一度お手にしてみてください。

よく働きよく生きる
大栗道栄





弘法大師空海のことば
大栗道栄





星の王子さま
サンテグジュペリ
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