野口英世氏の生家にフランス語で「La patience est amere, mais son fruit est doux」とある言葉だそうです。仏教の生活目標の一つに「忍辱(にんにく)」と言うのがあるそうです。その字のごとく「辱めにも堪え忍ぶ」と言うことです。仏教ではこの世は修行の世界である、と言う考えがあります。人から辱めを受けたとき、それは仏様(観音様)がテストをしているのだそうです。本当に辱めに対して耐えられるかどうかを。こういったことに腹を立てずに、その苦しみを乗り越えた時に大きな何かを得ることが出来るのだそうです。それを野口英世氏は「甘い果実」と表現したのでしょうか。「楽は苦の種、苦は楽の種」とも言います。