リトルリーグショルダー(少年野球肩)Little Leaguer's Shoulder
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右肩(向かって左)の骨端線(矢印)が 反対側よりも幅が広くなっている |
少年期の代表的な野球による肩関節障害。少年野球肩。10歳前後の野球選手、特にピッチャーに多くみられます。投球時の肩の痛み。腕の骨(上腕骨)の肩に近い部分にある成長軟骨(近位骨端線)が繰り返す投球による外力に負け、損傷されます。
レントゲンでは上腕骨近位骨端線の離開が見られます。
これは治療によく反応し、1から3カ月の投球制限で症状はとれ、復帰することができます。骨が完全に修復されるには数ヶ月から数年かかることもありますが、症状とは一致しません。
一般的に後遺障害は残りにくいのですが、しっかりと治さないと痛みが長引き、いつまでたっても満足な投球が出来ません。早期に診断をつけ、早期に治すことが早期復帰への近道です。
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