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第5中足骨基部骨折

下駄履き骨折と疲労骨折(ジョーンズ骨折)

ジョーンズ骨折
A.下駄履き骨折
B.ジョーンズ骨折
ジョーンズ骨折
ジョーンズ骨折(矢印部に骨折線)

足の小指(第5趾)の根本、足の甲の部分にある骨を第5中足骨と言います。この部分の更に根本、足首に近い部分を基部と言いますが、この部分はよく骨折を起こす部分です。
この部分を骨折しても歩ける事も多く、足首を捻った、いわゆる捻挫と同じ形で受傷するので、捻挫と思われがちですが、いわゆる足首の捻挫とは腫れのある部分や痛みのある部分が違いますので、よく観察すると簡単に区別が付きます(捻挫時の痛みの場所と損傷部位についてはこちらも参照してください)。

第5中足骨基部骨折の詳細は右図を参照ください。大きく分けて、骨折部には2通りあります。これらの骨折部位の違いはわずか1センチほどの違いですが、治療法や予後は大きく異なります。

Aの部分、またはそれよりも基部での骨折は周辺に靭帯や腱が残存しており、ある程度以上ずれる事は余りありません。この骨折は下駄を履いているときに足を捻るとよく起こしていたため、下駄履き骨折とも言われます。骨片の動きが少ないため、比較的よく治ります。ギプスがいらない事もあります。骨癒合しない事もあるのですが、前述のように動きがほとんどないため、偽関節になっても症状を来す事はほとんどないとされます。

しかし、Bの部分で骨折を起こすと、短腓骨筋という筋肉が付いている部分がすべて骨片側(中枢側)にあることになり、骨片を引き離す力しか作用しません。従って骨癒合が悪くなるのです。また、この部分は疲労骨折でおきる事が知られており、ジョーンズ(Jones)骨折とも言われます。疲労骨折の場合は癒合に時間がかかるため、手術が選択される事が多いです。放置すると完全骨折に至ることもあります。サッカーの小野選手が2004年にこのケガのためにW杯予選の出場断念を余儀なくされました。

捻挫と甘く見るのではなく、しっかりと診断をつけて確実に治すようにしましょう。



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